スマイル宣言2014

愛知ボラセンから「スマイル宣言2014」として、メッセージを発信します。

 

スマイル宣言2013

             スマイル宣言2013

「ただいま」

「おかえりなさい」

「行ってきます」

「行ってらっしゃい」

 

この言葉は、愛知ボランティアセンターと石巻市十八成浜の皆さんをつなぐ、魔法の言葉です。

「おかえりなさい」。その一言で1週間分の元気を取り戻す十八成浜の皆さん。

「行ってきます」。その一言で、必ずまた十八成浜に帰ろうと思う私たち。

私たちは、2011年6月末から先週までに、十八成浜へ74回訪れました。その数、のべ約4,000人

 

東日本大震災から2年。

愛知ボラセンが生まれて2年。

 

現地ボランティア:86回 参加者のべ6,000人

くぐなり食堂64回開催 提供食事数 1万食

現地ボランティア見送り・出迎えボランティア のべ2,000人

震災孤児遺児ワンコイン・サポーターズ登録 3,600人/6,000口

エール1st参加者 4,000人

石巻市などへ贈った義援金・寄付金:約520万円

 

被災者応援活動は数字で計れるものではありません。

ですが、この数字の中には1万人を超える方々の応援の想いが、いっぱいつまっています。

宮城県石巻市十八成浜をはじめとして、多くの被災者の想いも、いっぱいつまっています。

東日本大震災は大切なものをたくさん押し流してしまいました。

その一方で、私たちは“““新しい何か”””を創り出していると思います。

 

昨年3月、十八成浜-名古屋758kmリレーマラソンを走ったメンバーが今年2月、牡鹿半島の復興を祈願して、半島一周75kmリレーマラソンを行いました。

走ることが復興につながるわけではないでしょう。

でも、牡鹿を自分の足で走りたくて、自分の目でみたくて、そして笑顔で牡鹿を走りたくて、襷をつなぎました。

十八成仮設に住む71歳の美奈子さんが、72歳の島岡さんと一緒に走りました。

「島岡さんが走っているのをみて、一緒に走りたくなったの。50年ぶりくらいかなぁ、1kmも走るの。でも、とっても楽しかった。愛知の方にはいつも心をときめかせてもらっています」と、笑顔の美奈子さん。

「何かする人を見ると、賛否両論が出るのは当たり前だけど、寒い中、精一杯の笑顔で走っている姿を見て、理屈はいらねぇって思えたのね。感動できる自分で嬉しかったぁ。愛知ボラセンは、この一年九カ月、私達被災者の心に寄り添い、そして、心をくれていたんだなぁ、と改めて思えたねぇ」と十八成仮設に住む阿部邦子さん。

いっしょに走ってくださる人がいるとは思っていませんでした。沿道での声援もたくさん頂きました。

私たちと十八成浜の皆さんとの深い関係を確信させてくれたリレーマラソンでした。

 

名東区に住む69歳の和子さん。

愛知ボラセンの現地ボランティアに32回、参加しています。

「私を待っている人がいるから」と、手芸などの準備をして、仮設住宅の談話室で、おしゃべりをしながらの講座を続けています。

「不安から、根気、やる気も散漫になり、部屋に閉じこもりがちの私たちに、愛知ボラセンの皆さんが訪れ、心を慰めてくれています」と、鮎川中学校仮設に住む方が語ります。

 

「いまいちばん必要なものは、『笑顔』」と、笑顔で話す被災者。鳥が鳴けば、春がくるように、私たちが週末に来れば、温かい一週間がはじまる。そんな存在になりたい、といつもすてきな笑顔で十八成浜に帰る大学生。

 

十八成浜の被災者は、明日に向かうために、一般社団法人 十八成ビーチ・海の見える丘協議会を起ち上げました。

私は事務局長就任を要請されました。

被災者とボランティアがいっしょになって、十八成浜の復興をめざします。

 

ミヤギテレビのニュースキャスターは「被災者とボランティアの理想の関係」とコメントしました。

 

震災でお父さん、お母さんを亡くした子ども達は1,723人。

彼らが高校を卒業する2030年まで、私たちは応援をします。

2011年度は943人に一人7万円を応援金として贈りました。

2012年度は1,000人以上の子どもたちに贈ります。

 

保護者からのお礼の手紙より。

あたたかいメッセージも同封されて、涙を流しながら読ませてもらいました。ここで、くじけちゃいられませんね!また頑張る力をいただきました。

元気が出てこない現実があります。困ります…。でも、皆様が私達を支えて下さろうとする御気持ちを感じる度、小さな光を感じます。皆様に助けられている。本当にありがたいです。子供達といつも話をします。辛い事もあったけど、きっと人のありがたみのわかる子供に成長していくと思います。

 

被災地のボランティアが減ってきています。

でも、私たちは先月も3回の現地ボランティアを実施しました。3回とも大型バス満員の人が参加しています。

昨年の「エール1st」も、今年の「エール2nd」も、200人以上の実行委員やボランティアさんで運営しています。

愛知ボラセンのボランティアさんは減ってはいません。

 

愛知ボラセンには人を思う気持ちが篤く、自立的、自発的な人たちがたくさんいます。

愛知ボラセンの活動に参加すると、すてきな人たちに出会えます。心が温かくなります。

愛知ボラセンにはいろいろな応援活動があります。

自分にあった応援を、被災者に送ることができます。

 

どんどん若返る高齢者のボランティアさんたち。

信頼できる大人や仲間と出会い、生きる意味を見つける子どもたち。

ここは日常の肩書きや関係とは無縁の世界。

ここにあるのは、被災者を応援する思いと、お互いを思いやる信頼関係です。

 

東日本大震災から2年。

愛知ボランティアセンターは、愛知でも、被災地でも、多くの笑顔がつながるように、応援活動を続けてきました。

 

そして今、愛知と十八成浜で、私たちは人と人の信頼に基づいた、”新しい何か”を創りだしつつあるように思います。

 

「明るく楽しく、そして真面目に」被災者の応援活動を続けるとともに、”新しい何か”を創り、それを深めていくことを誓い、「Smile宣言2013」とします。

 

2013年3月11日

特定非営利活動法人

被災者応援・愛知ボランティアセンター

理事長 久田光政

副理事長 山田涼子